PROJECT STORY_02 3PL事業

お客様の成長タイミングを逃さない。
ともに成長できる方法を探し、
提案しよう。

ホームセンター様 3PL提案プロジェクト
  • プロジェクト概要

    物流の一部だけを請け負うのではなく、入庫・検品・保管・仕分け・積み込み・配送まで全ての工程を担うことで、コスト削減やお客様の事業成長につなげる「3PL(サードパーティロジスティクス)」。SBSロジコムが強みを持つサービスです。ここで取り上げるのは、私たちが初めて3PLを担ったプロジェクト。きっかけは、ホームセンターを経営するお客様から、事業規模拡大に伴う物流再整備の相談を受けたことです。3PLセンターを開設することで、双方の成長につなげることができました

  • プロジェクトの課題

    大きく課題は2点。ひとつは、お客様自身でも商品の流れに関して、当時の問題を十分に把握できていなかったこと。もうひとつは、お客様が物流を一括でアウトソーシングすることにより従来の商習慣が崩れ、逆にコスト増となることを懸念されていたことでした。それにより、お客様からのご相談はありながらも、なかなか受注に至ることができませんでした。

  • SBSロジコムがだした答え

    私たちは、お客様がどうすべきか判断できるよう、独自の分析データから抽出した課題と対策を明確に示しました。依頼を待つのではなく、解決策と効果とを可視化し、繰り返しご提案することで、ついに任せてもらうことができたのです。

STORY ストーリー

  • 背景にあったのは、
    コストが上がる商習慣。

    まずは、お客様の現状と課題の把握に努めました。専門の物流部門を持たないお客様の、物流部門を担えるくらい、社内にある様々な問題点を解き明かそうとしたのです。わかったのは、昔から続く小売業の習慣により、お取引先に合わせた商品調達が多かったため、必要以上に大きなコストと労力が発生していたことでした。メーカーから商社、問屋、小売店と間に複数企業が介在し、納品の手配もバラバラ。とくに店舗での荷受けは、回数が多く現場本来の仕事をかなり圧迫しているとの意見も聞かれていました。
    工程を整理・分析し、SBSロジコムへの一括委託により効果が出ることを確信。一括で引き受けることができれば、関わる人も、トラックの台数も、かかる時間も減らせる。多くのコストが一気に削減できるメリットを提示したのです。しかし、物流委託先を絞るデメリットも見えてきた。一括委託になることで、お客様のそれまでの取引先に迷惑をかけてしまうことや想定外のコストが発生することを、お客様は懸念されたのです。

  • あらゆる角度から分析・検証したプランを示し、納得してもらう。

    そこで私たちは、徹底的にデータを示し、プラン導入後のメリットを理解してもらうことに。たとえばトラックの数ひとつとっても、バラバラの企業からの商品が個別店舗宛に届くのでは、その台数も多く、店舗の負担も大きい。SBSロジコムが一括で請け負うことで配送は1度にまとめることができ、店舗側の受け取り回数も減らせる。このように、やるべきことと、そのメリットをわかりやすく提示していったのです。
    ただ仕事の依頼を待つのではなく、お客様を知ることから始め、お客様に伝わるまで懇切にアプローチしたことが、信頼獲得へ繋がったと考えています。お客様の事業が成長した分、物流を委託いただいているSBSロジコムへの依頼規模も拡大。Win-Winの関係を提案することができました。受注して終わりではなく、大事なのは継続的な成長を目標にしつつ取り組むこと。市況トレンドや最新テクノロジー活用なども踏まえ、常に積極的な3PLの提案を展開しています。